◆初めに

平素はお世話になっております
はんげるぐです
もうすぐ7月になりますが
既に本州を中心に酷暑が続いていますね
世界情勢の影響もあり、
物価の上昇でお財布にも
厳しい毎日だったり、節電が求められてたりも
しますがゲームくらいは楽しいものに
したいなとは思いますね
それでは本題に

◆シナンジュとはなんぞや

MSN-06S SINANJU
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スクリーンショット 2022-07-01 0.15.05
デザイナーはカトキハジメ氏
パイロットはフル・フロンタル
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地球連邦宇宙軍再編計画「UC計画」の一環として、
アナハイム・エレクトロニクスがサイコフレームの
限界性能とデータ収集を目的に開発した
試作MS「シナンジュ・スタイン」を
ネオ・ジオン残党軍「袖付き」が強奪し、
これを改修し完全な実戦機体として
完成させたものが本機体であるとされる。
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👆MSN-06S Sinanju Stein(画像は2号機)

かつて同社が開発したMSN-04 サザビー、
RX-93 νガンダムと同じく、機体の駆動式内骨格
「ムーバブルフレーム」の一部にパイロットの
脳波に反応する特殊構造材「サイコフレーム」
を採用したニュータイプ専用機とされる。
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サザビーなどと比べてスマートな体形なのは、
技術進歩によるサイコフレームの多用化の実現
によってサイコミュ装置の小型化が可能となり、
それに伴って機体サイズの小型化が
成功したためとされる。
無題455
ユニコーンガンダムの「NT-D」発動時
(デストロイモード)の実験機としての
側面も持っており、
この機体(厳密には後述のスタイン)
で検証されたデータを基にユニコーンガンダム
が開発された経緯があり、そのことから
同機とは言わば“兄弟機”の関係にあるが、
宇宙世紀0094年にアナハイム社から「袖付き」
に強奪(実際には強奪に偽装して譲渡)され、
ユニコーンガンダムと刃を交えることとなる。
(PS3「機動戦士ガンダムUC」にて詳細が映像化されている)

強奪後は「袖付き」を象徴して率いる
フラッグシップ機たるべく、全身の外装を
ジオン風に一新し、真紅の塗装と金色の
エングレーブが施され、ネオ・ジオン軍の
エンブレムをそのまま具現化したような姿となった。
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この装飾は「袖付き」の雑多な勢力の
寄り合い所帯をまとめる意匠であると同時に、
シナンジュや親衛隊機、その他のエース機の
当該部分にはガンダリウム系の新合金が採用され、
一般機より装甲が強化されていると設定されている。

性能面でも、操縦者であるフル・フロンタルの
操縦技術に合わせた操縦系統の改良や、
更なる推力の強化が行われた。
シナンジュ OVA2話
これらの「袖付き」独自の強化改修も相まって、
MS単体の戦闘能力はユニコーンガンダムと
互角にまで引き上げられ、フロンタルの卓越した
技量を体現する性能を実現するに至り、
作中では単機で戦況を左右するほどの戦闘力を見せ、
完成機であるユニコーンガンダムとも
互角以上の戦いを繰り広げた。
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ネオ・ジオン残党軍「袖付き」の首魁である
フル・フロンタルが搭乗し、真紅に染め上げられた
機体が青い残光によって彗星の如く軌道を
描きながら戦場を高速移動するその姿から、
パイロットのフロンタルと共に「赤い彗星の再来」
と渾名され、総帥シャア・アズナブルを失い
士気の低下したネオ・ジオンの崇拝と
士気高揚の対象となり、地球連邦軍からは
脅威の対象として恐れられていたとされる。

ファンネルなどの直接的な武装としての
サイコミュ兵装は持たないが、
ニュータイプパイロットの思考波を
MS内部のサイコフレームに感受させ、
パイロットの脳内操縦イメージを
機体の挙動へダイレクトに反映させる
サイコミュ思考操縦システム
「インテンション・オートマチック・システム」
を搭載しており、MS単体の機体制動・追従性・
機動性を極限にまで突き詰めて設計されており、
通常の手動操作を凌駕する反応速度と動作精度を誇る。

これによりサイコミュによる直接的な兵装なしに
機動性のみで当代随一の機体として完成した。

元々はサイコフレームをメインフレームに
据えたMSの、一般パイロットの操縦では
計測不可能な限界値を取得するべく、
機械上での試験運用を目的とした実験機で、
驚異的な機動力と追従性を誇るも、
発生する加速度(G負荷)によるパイロットへの
肉体的負荷は殺人的なレベルで、なおかつ
インテンション・オートマチック・システム
制御のサイコミュによる精神的負荷もあるため、
並のパイロットにはまず乗りこなせない
“極めて端的な”MSであったとされている。
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その限界値を突き詰めた設計ゆえ、
人間が乗り込む機動兵器としては
欠陥機とも言えるMSであったが、
実際には人を超えた「ある者」に向けて
造られていたとされる。

強奪に偽装した譲渡という形でネオ・ジオン残党軍
「袖付き」の手に渡り、「赤い彗星の再来」と
渾名され、ニュータイプとしてもMSパイロット
としても高い能力を誇るフロンタルが操縦することで、
あくまで理論上であったそのポテンシャルを、
作中の戦闘にて遺憾なく発揮することとなった。
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バックパックと両脚脹脛の左右側面に備えた
フレキシブル・スラスターと、全身に配された
多数のスラスター群により、いかなる姿勢に
おいても高い機動力を発揮する。

背面の推力偏向スラスターは猛禽類の大きな
翼を想起させるような形状になっており、
最大出力時には羽ばたくような挙動を行う。
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背面の推力偏向スラスターの下部には、
サザビーのものよりも大型のプロペラントタンク
が配置されており、戦闘ではこれを意図的に
切り離すことで囮としても利用した。

その高機動性は、インダストリアル7から脱出した
ネェル・アーガマを攻撃する際、周囲の無数の
スペースデブリをまったく意に介することなく
高速移動しながら戦闘していることからも窺える。

フレキシブル・スラスターの進化と可動域の拡大
により機動性能は更なる強化を遂げ、
スタインで実証テストを重ねた後に段階的に
行う予定であった「超高機動モード」への移行を
一足飛びに導入したシナンジュは、通常のMS
には実現不能なアクロバティックな機動戦闘を
行うに到った。
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本来スタインはあくまで実験機であったこともあり、
装甲の耐弾性には不安があったが、シナンジュの
装甲は耐ビーム・コーティングが一般的なMSの
2層構造より3層も多い5層構造へと強化されている。

ネオ・ジオン残党軍を実質的に牽引する
フル・フロンタルがフラッグシップ機として
搭乗することもあり、パイロットの生存性を
高めるためコックピット・ブロックは全面を
ルナ・チタニウムX系の材料で覆ったことで、
スタインより遥かに防御力は向上し実戦機
として充分な強固な装甲を有した。

また、シナンジュとその直属の親衛隊機や
エース・パイロット機の、袖や襟のような
装飾のエングレービング部分は、
ガンダリウム系の新合金
(ルナ・チタニウムXとする説もあり)
が採用され、一般機より装甲が
強化されているとする説もある。

◆どの作品に出てるの?

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◉機動戦士ガンダムUC
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』より
3年後の宇宙世紀0096年の物語

◉小説版 
 KADOKAWA 月刊ガンダムエース
2007年2月号 - 2009年8月号で掲載
 角川コミックス・エース、角川文庫、
角川スニーカー文庫として全10巻
(+短編集1巻)の3レーベルから
発行されている
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角川文庫版
角川スニーカー文庫

◉劇場用OVA
 2010年3月12日 - 2014年6月6日 全7章

◉TVアニメ版(OVAをTV用に再構成)
 メーテレ・テレビ朝日系列 2016年4月3日 - 9月11日 全22話

◆おまけ

おまけ①
メカニックデザインは冒頭にも書きましたが
カトキハジメ氏ですが、カトキ氏は取材にて
これまでのライバル機となる敵MSの多くは
大きくて重いイメージであり、
『機動戦士ガンダムUC』の辺りの時代では
すでにサザビーやα・アジールが登場
しているため、同じイメージの延長線上で
デザインしても2 - 3番手になってしまう。

また、元々ガンダムUCのMSデザインは
映像化や模型化をひとまず考えないで
デザインするという当初の方針があったので、
チャレンジ的な意味合いも込めて等身の高い
スマートなプロポーションに、ジオン系MS
特有のラインをさらに推し進めた曲線で
まとめ上げていったとのことです。

原作小説『ガンダムUC』の著者である
福井晴敏は、同作品におけるライバル機体
としての存在意義について、
ユニコーンガンダムが「可能性の獣」なら
本機は現実を突き付けて絶望へと誘う
「可能性の破壊者」
であると位置付けていたそうです。

搭乗者のフル・フロンタルという
キャラクター自体が
「シャアを彷彿とさせる仮面キャラが
『ガンダム』に出る」
という保守的な発想から生まれており、
ネオ・ジオンという改革派のトップで
あるにもかかわらず
後ろ向きな大人に対して、閉塞した
世界を変えていこうとする主人公
(バナージ・リンクス)が組み伏せるのか、
あるいはその逆なのかを両機の対決に
象徴させた意図があったそうです

おまけ②
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シナンジュという名前ですが
アメリカの推理作家
ウォーレン・マーフィーのアクション小説
「デストロイヤー」シリーズ
(日本では「殺人機械シリーズ」の名称で発行)
に登場した架空の武術の名前から取られている
と言われています。

劇中でその武術の名は発祥地であるとある
朝鮮の村に因んだとのことで、
実際に北朝鮮の首都平壌の北には
「新安州(現地語でシナンジュ)」
という名前の地名があるそうなんですが、
あくまで「架空の武術」なので直接関係は
なさそうです。

作家さんもアメリカの方ですしね。

その作品では数千年の歴史を持つ朝鮮伝統の
暗殺術とされており、空手や合気道など
全ての武術の源流という扱いになっています。

シナンジュという武術の継承者は
破壊神のシヴァの具現者と形容されるほどの
強さを誇るとのことで、
破壊と力を司るような強者として
名付けられたのかも知れませんね。

◆終わりに

ガンダムUCでも人気の機体シナンジュが
出てきていよいよ ユニコーンガンダムが
もうすぐ登場か?と期待も膨らんでいる
方々も多いでしょうし、シナンジュの
原型機であるシナンジュ・スタインも
バトオペ2に出てきそうな予感もしますね

機体だけでなく、その性能を把握する事が
とても大事なゲームですが 自分で使うにも、
対面で相対する時にも 続々出てくる
機体の特徴はしっかり覚えていかないと
ですね大変

それではまた